表面処理
TECHNIQUE表面処理 脱スケール
線材表面の酸化鉄(スケール)を除去します。
化学的脱スケール Chemical Descaling
酸洗処理
線材を硫酸に浸漬し、振動を与え、内部への硫酸の浸透を促進させることにより、スケールを除去します。これにより、酸洗時間の短縮、及び線材コイル内外の酸洗処理を均一化します。
被膜処理
酸洗、水洗後の皮膜処理は後工程の伸線加工には必須の処理です。石灰と石けんの混合液に線材を浸漬し、皮膜を形成します。用途に応じて、3種類の濃度を選択します。
酸洗処理
4トンライン同様、硫酸洗浄後、線材の表面リン酸皮膜化成(ボンデ)処理をし、石けん系潤滑剤(リューベ)を皮膜化成します。石灰石けん皮膜形成もラインに組み込まれ、用途に応じて使い分けができます。
被膜処理
機械的脱スケール Mechanical Descaling
線材表面に生成されたスケールの脆く、剥離しやすい性質を利用し、ベンディングローラーで曲げることにより、表面のスケールを除去し、ワイヤーブラシで微粉を研磨します。