焼きなまし

TECHNIQUE焼なまし(軟化焼鈍)・球状化焼鈍

炉内の温度雰囲気ガスを制御することにより、均一で安定した熱処理を行います。

ローラーハース型連続焼鈍炉

1号焼鈍炉

写真:1号焼鈍炉

2号焼鈍炉

写真:2号焼鈍炉

炉内に一定間隔に設置したローラーを回転させることにより、処理品を搬送しながら熱処理する方式の連続焼鈍炉です。
各種ヒートパターンを使い分けし、ニーズに応じた製品を製造しています。
炉内の雰囲気を制御することにより、線表面の脱炭やスケールの生成を防止することも可能となります。

焼鈍後の処理品表面に酸化皮膜(スケール)を形成することを目的として、保持室を焼鈍炉出口に設置しております。
保持室は室温を400~600℃の任意温度に設定できると同時に室内雰囲気の酸化レベルを調節できる構造となっています。

CP制御システム

DDCにより、用途に応じた燃焼制御、雰囲気制御、搬送制御の設定が行えます。

コンピュータ制御により、

  1. 温度・雰囲気・速度などの一括 設定
  2. 処理品のトラッキングとヒート パターンの自動変更、及び最適空炉空間の管理
  3. 設備状況のディスプレイ集中表示
  4. 温度・雰囲気のデジタル制御

などを行うことにより省力、省エネ、制御精度向上をはかっております。